********************************************************* RIKEN BioResource Center - Japan Collection of Microorganisms JCM Mail News (電子メール版) No. 24 ********************************************************* 独立行政法人 理化学研究所 バイオリソースセンター 微生物材料開発室(JCM) から公開している微生物等の最新情報をお届けします。 ━━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 今月のリソース紹介 ● 新規公開微生物株(2008年3月公開) ● 新規公開微生物株由来ゲノムDNA ● JCMニュースレターNo. 12発行について ● 日本農芸化学会2008年度大会および第82回日本感染症学会総会にお けるパネル展示のご報告 ● JCM微生物株カタログ第10版(2007年)の発行について ● 微生物株の寄託ならびに公開の証明書の発行 ● 大量依頼の場合に得られる提供手数料の特典システム導入のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 今月のリソース紹介 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 好熱性菌はこれまで耐熱機構の解明や生物工学、系統進化学、生態学的観点 などから幅広く研究されてきています。アーキア(古細菌)には超好熱性を示す ものも多く、Pyrococcus属やThermococcus属等の超好熱性菌がモデル生物的に 利用されています。一方、好熱性細菌では「好熱菌丸ごと一匹プロジェクト」 に用いられたThermus thermophilus HB8株(=JCM 10941)を初めてとして様々 なリソースが集中的に研究されています。今回は以下にゲノム解析された好熱 性細菌を紹介いたします。ご関心のある方はどうぞご利用下さい。 Caldanaerobacter subterraneus subsp. tengcongensis JCM 11007 Geobacillus kaustophilus JCM 12893 Pelotomaculum thermopropionicum JCM 10971 Symbiobacterium thermophilum JCM 14929 Thermotoga maritima JCM 10099 Themotoga petrophila JCM 10881 Thermus thermophilus JCM 10941 伊藤 隆(専任研究員) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 新規公開微生物株(2008年3月公開) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 細菌 Brachybacterium phenoliresistens JCM 15157 Type strain Catenulispora acidiphila JCM 14897 Type strain Chryseobacterium aquifrigidense JCM 14756 Type strain Curvibacter delicatus JCM 15147 Type strain Georgenia ruanii JCM 15130 Type strain Hydrogenivirga okinawensis JCM 13302 Type strain Marinobacter pelagius JCM 14804 Type strain Microbacterium hatanonis JCM 14558 Type strain Polymorphospora rubra JCM 14904 Type strain Rothia terrae JCM 15158 Type strain Sanguibacter soli JCM 14841 Type strain Sneathiella glossodoripedis JCM 23214 Type strain Streptomyces hainanensis JCM 15129 Type strain Tenacibaculum adriaticum JCM 14633 Type strain Thermosulfidibacter takaii JCM 13301 Type strain 詳細は以下のサイトをご覧下さい。 http://www.jcm.riken.jp/JCM/catalogue_J.shtml ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 新規公開微生物株由来ゲノムDNA ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Rhizobium rhizogenes JCM 20919 詳細は以下のサイトをご覧下さい。 https://www.brc.riken.jp/lab/dna/ja/JCMDNA.html 尚、2008年3月6日より微生物株由来ゲノムDNAの価格を改定させていただいて おります。詳細は以下のサイトをご覧ください。 https://www.brc.riken.jp/inf/news/20080222.html#jcm ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ JCMニュースレターNo. 12発行について ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 過日JCMニュースレターNo.12(プリント版)を皆様のお手元にお送りいたし ました。もし未着の方、またさらに部数が必要な方がいらっしゃいましたら inquiry@jcm.riken.jp宛にご連絡下さい。また同ニュースレターにはアンケー トを同封させていただきましたが、すでに多くの回答をいただきました。ご回 答いただきました皆様には改めて御礼申し上げます。このアンケート結果をさ らなるサービス向上に向けて活用させていただきたいと思います。(引き続き アンケート回答を受け付けていますので、どうぞご協力のほどお願いいたしま す。) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 日本農芸化学会2008年度大会および第82回日本感染症学会総会における ┃ パネル展示のご報告 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本農芸化学会2008年度大会および第82回日本感染症学会総会におきまして、 JCMのパネル展示を行いました。多くの方々にお立ち寄りいただき、またアンケ ートでは貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。お寄せい ただいた貴重なご意見は、JCMの今後の事業の参考とさせていただきます。今後 ともよろしくお願い申し上げます。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ JCM微生物株カタログ第10版 (2007年) の発行について ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ RIKEN BRC では上記カタログを発行いたしました。収載株数は10,731株 [細菌 (放線菌を含む)6,438株、アーキア(古細菌)274株、真菌(糸状菌および酵母) 4,000株、その他19株]です。販売価格は 5,250 円 (本体 5,000 円 + 税) で、 海外の場合は送料が加算されます。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 微生物株の寄託ならびに公開の証明書の発行 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology (IJSEM) 誌に新種等を発表される場合、あるいは本誌の Validation List に新 種等の掲載を依頼する場合、当該種等の基準株が2カ国以上のカルチャーコレ クションに寄託され、一般に公開されることの証明が求められます。JCMではこ の IJSEM 誌の方針に沿って、保存微生物株の寄託ならびに公開の証明書を発行 しています。(詳細はhttp://www.jcm.riken.jp/JCM/Depositing_J.shtmlをご 覧下さい。) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 大量依頼の場合に得られる提供手数料の特典システム導入のお知らせ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ JCMでは、一度に20株以上を提供する場合、申込数に応じて請求代金がディス カウントされる特典システムを導入しました。20-49株の場合は約20%、50株以 上の場合は約25%ディスカウントの価格となっています。生物遺伝資源提供同意 書に関しては従来どおりです。 本システムには専用の微生物材料提供依頼書(書式M-4L)がありますので、以 下からダウンロードしてください。 http://www.jcm.riken.jp/JCM/Ordering_J.shtml 価格に関する詳細は以下をご覧ください。 https://www.brc.riken.jp/inf/distribute/jcmdiscount.shtml ------------------------ ※ メールでの情報提供受信を中止されたい場合は、微生物材料開発室(inquiry@jcm.riken.jp) まで「メールニュース不要」の旨をご連絡下さい。 ※ 当メールへのご質問などは、微生物材料開発室(inquiry@jcm.riken.jp)までお送り下さい。 ※ 当メールニュース受信者各位機関のサーバーメインテナンス等によりメール ニュースをお届けできない場合でも、メールニュースの再発行は行いません。 発行済みのメールニュースは当開発室のwebサイトで公開しておりますので そちらをご覧下さい。 http://www.jcm.riken.jp/JCM/mailnews.shtml ※ 本メールに記載された内容は予告することなく変更することがあります。 ※ 本メールに掲載された記事を許可なく複製・転載することを禁止します。 _____________________________________________ 発行 独立行政法人 理化学研究所 バイオリソースセンター 微生物材料開発室 (JCM) inquiry@jcm.riken.jp http://www.jcm.riken.jp/ 2008年5月2日 _____________________________________________