- 寄託/譲渡申し込みからJCM番号受領までの基本的流れ
- 必要書類
- 書類作成上の注意点など
- 書類ならびに微生物株の送付先
- JCM番号の通知
- 微生物株に関する寄託ならびに公開の証明書について
- 微生物株の公開に関して
- 問い合わせ先
No. | 書類名 | 書式名 | 書式番号 | 部数 | 備考 |
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ⅰ | 微生物材料寄託申込書 | 細菌・アーキア用 (最新版:2021-02-08) | 書式 M-1-P | 微生物株毎に1部 | – |
糸状菌・酵母用(最新版:2021-02-08) | 書式 M-1-F | 微生物株毎に1部 | – | ||
ⅱ | 生物遺伝資源寄託/譲渡同意書 | 生物遺伝資源寄託同意書 (最新版:2021-04-08) | 書式 M-3 | 申込毎に2部 | <<ご記入上の注意>> |
生物遺伝資源譲渡同意書 (最新版:2021-04-08) | 書式 M-2 | 申込毎に2部 | <<ご記入上の注意>> | ||
ⅲ | 遺伝子組換え微生物 | 遺伝子組換え微生物の情報 (最新版:2023-05-08) | 書式 M-1G | 微生物株毎に1部 | – |
遺伝子組換え微生物のデータシート (最新版:2024-05-15) | 書式 M-1GD | 微生物株毎に1部 | – |
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「微生物材料寄託申込書」 (微生物株※1毎にいずれかを 1 部)
細菌・アーキア用 (書式 M-1-P)
糸状菌・酵母用 (書式 M-1-F)※1JCMではバイオセーフティーレベル1または2の設備で取り扱い可能な細菌 (放線菌を含む)、アーキア (古細菌)、酵母、糸状菌の寄託または譲渡を受け付けております。寄託/譲渡にあたりご不明な点などありましたら、お問い合わせください。
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「生物遺伝資源寄託同意書」もしくは「生物遺伝資源譲渡同意書」(申込毎にいずれかの正本を2部※2)
生物遺伝資源寄託同意書 (書式 M-3)
生物遺伝資源譲渡同意書 (書式 M-2)※2寄託ならびに譲渡に際しては、寄託者あるいは譲渡者の権利を守り、かつ当該リソースの利用を促進するため、当センターと寄託者/譲渡者所属機関の間で「生物遺伝資源寄託同意書」または「生物遺伝資源譲渡同意書」を取り交わし、権利・義務の関係を明確にさせていただいております。「寄託」と「譲渡」の違いや、電子ファイルによるお申し込みについては、項目3「書類作成上の注意点など」をご確認ください。
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遺伝子組換え微生物株※3の寄託または譲渡をお申し込みの場合に限り必要な書類(微生物株毎にそれぞれ1部ずつ)
遺伝子組換え微生物の情報 (書式 M-1-G)
遺伝子組換え微生物のデータシート (書式 M-1-GD)※3遺伝子欠損株や、ゲノム編集技術を利用して作製された微生物株を含む
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3-1 Adobe®Acrobat Reader®ご使用のお願い
必要書類のPDFファイルは、上記リンクより最新版のファイルをダウンロードし、必ずAdobe®Acrobat Reader® を用いて必要事項の入力と印刷をお願いします。他社製のツールを使用した場合、入力フォームのフォントサイズ自動調整機能が働かず、入力していただいた情報の末尾が印刷されないなどの不具合が生じることがあります。
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3-2 「寄託」と「譲渡」の違いについて
「寄託」においては、リソースの知的財産権の移転は含まれておらず、寄託したリソースの知的財産権等は、寄託者/開発者のもとに保持されます。寄託の際に付加されたリソースの利用に際しての条件は、そのまま利用者に課します。
「譲渡」では、リソースの知的財産権等の権利も含めて当センターに移転していただきます。但し、譲渡者の皆様は譲渡後もお手元のリソースを自由にお使いいただくことができます。譲渡にあたって、「研究成果の公表にあたって謝辞の表明を必要とする。」、「研究成果の公表にあたって譲渡者の指定する文献を引用する。」等、知的財産権に関連しない利用に際しての条件を付加することができます。定年退官等で公職を離れる場合、また利用者からの様々な質問、要望に答えることが困難であることが予想される場合には、「譲渡」をお奨めしております。どうぞ寄託に併せて譲渡もご検討いただきますよう、お願い申し上げます。 -
3-3 生物遺伝資源寄託/譲渡同意書の「機関長」について
「機関長」の記名・捺印は、大学の場合は学長または学部長、研究所の場合は研究所長を想定しております。本同意書は機関間の契約となりますので、原則として「機関長」印は公印をご捺印下ください。また、知的財産権に関する管理責任者が任命されている機関では、管理責任者のご記名、ご捺印でも結構です。機関長に関してご不明な点などありましたら、お問い合わせください。
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3-4 生物遺伝資源寄託/譲渡同意書の電子ファイル(スキャンコピーPDF)による送付について
公印等を押捺した同意書については、スキャンコピーされた電子ファイル(PDFファイル)のメール送付でもお受けできます。この場合、「生物遺伝資源寄託/譲渡同意書」の提出は1部で結構です。ご送付いただいたPDFファイルをこちらで2部印刷し、理研BRCセンター長の機関公印を押印して、1部を返送いたします。
電子ファイルでのお申し込みにあたりましては、ご所属機関の機関長(機関公印押捺部署)がこのような手続きを承認されていることを依頼者の方でご確認いただき、お申し込みの際にその旨お知らせくださいますようお願いいたします。
なお、「微生物材料寄託申込書」については、必要事項を記入、保存したPDFファイルのメール送付で問題ございません(印刷物をスキャンコピーする必要はありません)。
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3-5 生物遺伝資源寄託同意書の提供条件の設定について
「生物遺伝資源寄託同意書」は、寄託者の意思を尊重した内容になっておりますが、微生物株を広く研究者の方々に利用して頂くため、付加条件はできる限り最小限としていただきますようお願いいたします。付加条件として、提供承諾書(書式 M-6またはForm M-12)の提出を要求する条件を設定される場合、オンラインカタログに寄託者の連絡先情報(住所、氏名、メールアドレス)を掲載させていただくとともに、寄託者所属機関の知財担当部署等、寄託者の異動や退職等で連絡が取れなくなった場合にも連絡可能な部署の連絡先をお知らせいただきます。尚、公的バンクの立場から、提供条件として「当該微生物株を利用した研究成果の発表には寄託者との共著とすること」を希望する場合には、その期間を寄託から最長2年間に限定させていただきます。
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3-6 細菌またはアーキアの新種・新亜種を提案される方へ
国際原核生物分類命名委員会 (ICSP) ならびにその公的機関誌である International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology (IJSEM) は、細菌およびアーキアの新種、新亜種ならびに新組み合わせを発表する場合はその基準株 (type strain) がカルチャーコレクションから制約なしに他の研究者へ提供されることを求めています。「生物遺伝資源寄託同意書」または「生物遺伝資源譲渡同意書」の第6項で利用条件を付加されますと、JCMから発行される「寄託ならびに公開の証明書」にはその条件が記載されることになり、この場合、IJSEMはその証明書の受け取りを拒否する可能性もあります。したがって、細菌ならびにアーキアの基準株に予定されている微生物株の寄託に際しては、利用条件を付加されないことをお薦めいたします。項目6「微生物株に関する寄託ならびに公開の証明書(Certificate of deposition and availability of a microorganism)について」もご確認ください。
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3-7 遺伝子組換え微生物の寄託/譲渡における情報提供のお願い
寄託/譲渡する微生物株が遺伝子組換え微生物の場合は、「遺伝子組換え微生物の情報」(書式 M-1-G)により次の情報の提供をお願いします。
(1) 遺伝子組換え生物等の第二種使用等をしていること
(2) 大臣確認の要否
(3) 宿主等の名称、および、核酸供与体と供与核酸の名称
(4) 氏名および住所(法人の場合、その名称と担当責任者の氏名および連絡先)
(5) その他、利用者にとって望ましいと判断される情報これらの情報提供を怠った場合、法律違反による罰則が適用される場合があります。 また、「遺伝子組換え微生物のデータシート」(書式M-1-GD)に、遺伝子組換え微生物の確認のためのPCR用プライマーの配列とそれらの反応条件、導入遺伝子の構造又は標的組換え遺伝子の構造の図の添付をお願いします。 また、培養に関して特に注意すべき事項がございましたらご記入ください。なお、遺伝子組換え微生物株の寄託/譲渡に関する書式の内容を検討させていただいた後、寄託/譲渡の可否・送付方法等についてご連絡いたします。
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各種書類や微生物株の送付先は以下の通りです。ご質問等ございましたら、メールにてお問い合わせください。
なお、寄託/譲渡される微生物株の発送のタイミングは、生物遺伝資源寄託/譲渡同意書がお手元に届いた後となりますので、ご注意ください。微生物株の輸送時期や輸送形態についてJCMから指示がある場合は、それに従っていただきますようお願いします。
また、万一に備えて微生物株はご自身でも保存しておいてください。
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 国立研究開発法人 理化学研究所 バイオリソース研究センター(BRC) 微生物材料開発室 FAX: 029-836-9561 E-mail: inquiry.jcmriken.jp |
- 寄託/譲渡された微生物株は、受入時の各種検査(生育性、純度、性状、遺伝子配列など)で問題ないことが確認された後にJCMに登録され、JCM番号が割り振られます。原則として、JCMでの保存作業が完了した後に、JCM番号通知書類のPDFファイルをメール添付にてお送りいたします。論文の準備等で早めにJCM番号が必要な場合は、お問い合わせください。
6. 微生物株に関する寄託ならびに公開の証明書(Certificate of deposition and availability of a microorganism)について
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International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology 誌 (IJSEM) に新種等を発表される場合、あるいは IJSEM 誌の Validation List に新種等の掲載を依頼する場合、当該種等の基準株が2カ国以上のカルチャーコレクションに寄託され、一般に公開されることの証明が求められます。当センターではこの IJSEM 誌の方針に従って保存微生物株の寄託ならびに公開の証明書を発行いたしますので、必要な方はメールにてお申し込みください。なお、証明書は寄託された微生物株の生残性や汚染のチェック、ならびに16S rRNA遺伝子配列の確認を行った後に発行可能となります。
本証明書には、生物遺伝資源寄託同意書」または「生物遺伝資源譲渡同意書」の第6項に記載された条件(英文)をそのまま記載いたします。学術研究目的の提供に対して何らかの制限を付加する場合は、IJSEMはその証明書の受け取りを拒否する可能性もあることをご了解ください。IJSEMのポリシーにつきましては、IJSEMのホームページ< https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/ >をご覧ください。
- 公的機関としての立場から、寄託/譲渡された微生物株は全て公開され、提供の対象となります。また、寄託/譲渡された微生物株は提供準備が整い次第公開されますが、寄託/譲渡した微生物株に関する論文が公開された時点での公開をご希望の方は、微生物材料寄託申込書の末尾(「微生物株の公開時期」のチェックボックス)にてご指示ください。なお、ご寄託いただいた微生物株は、寄託後5年を経過した時点で原則として公開させていただくことをご了承ください。
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 国立研究開発法人 理化学研究所 バイオリソース研究センター(BRC) 微生物材料開発室 FAX: 029-836-9561 E-mail: inquiry.jcmriken.jp |