- JCM オンラインカタログからご希望の微生物名と JCM 番号を検索してください。
- 「提供承諾書」が必要か否かはJCM オンラインカタログでご確認ください。特に提供条件が記されていない場合は不要ですが、必要な場合は以下の手順で提供承諾書を作成してください。
- 依頼者から寄託者へ提供承諾書を送付
- 寄託者から依頼者へ提供承諾書を返送
- 提供依頼必要書類作成
各種必要書類(必要書類へ)を作成し、ご捺印のうえ下記送付先へお送りください。 - 「微生物材料提供依頼書」
- 「生物遺伝資源提供同意書」
- 「提供承諾書」(該当する場合のみ)
- 「バイオセーフティーレベル2微生物株利用誓約書」 (バイオセーフティーレベル2の設備で取り扱うべき微生物株 (暫定的指定株 = “provisional” を含む) をご依頼の際には本誓約書が必要です。お申し込みの微生物株がバイオセーフティーレベル2設備を要する株かどうかは JCM オンラインカタログでご確認ください。尚、該当する微生物株の提供は、微生物の取り扱いと管理に関する規定を有し、かつ微生物等安全管理委員会等が当該微生物の使用を承認している機関、あるいは安全キャビネットとオートクレーブを所有する機関に限らせていただきますのでご了承ください。)
- 「遺伝子組換え生物の提供確認書」(該当する場合のみ)
微生物材料開発室より提供する微生物株が「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」並びに当該法に基づく省令及び告示により規定された第二種使用等に該当する遺伝子組換え生物の場合は、以下の手続きが必要です。ご希望の微生物株がこれに該当するかどうかは、JCM オンラインカタログでご確認ください。 - 「遺伝子組換え生物に関する情報提供書」をお送りします。
- 貴機関における手続きの後、「遺伝子組換え生物の受入確認書」を作成し、他の書類とともにお送りください。
- カタログの中には輸入有害微生物として植物防疫法で規制されている微生物株も掲載されています。該当株のリストをご確認のうえ、お申し込みください。規制を受ける微生物株をお申し込みになる場合は所定の手続きが必要となります。
- 微生物株の発送(発送後、メールでお知らせいたします)
- 請求書発行
- 入金
2. 「生物遺伝資源提供同意書」(Material Transfer Agreement, MTA)について
- 微生物株の提供に当たっては、リソースの利用を促進し、権利・義務の関係を明確にするため、提供依頼者と当センターとの間で「生物遺伝資源提供同意書」を取り交わします。
- 本同意書には、JCMから提供される微生物株がどのような目的で使われるのかがわかるよう、研究課題名とともに微生物株の使用目的や方法をできる限り具体的にご記載ください。
- 本同意書に記載された課題と大幅に異なる目的でご利用される場合は、改めてMTAの締結が必要です。
- 「生物遺伝資源提供同意書」には「第一種生物遺伝資源提供同意書」と「第二種生物遺伝資源提供同意書」の2種類があります。
- 第一種生物遺伝資源提供同意書:「非営利学術目的」用です。非営利機関による、非営利学術研究のためのバイオリソースの提供につきましては、本同意書をご使用ください。
- 第二種生物遺伝資源提供同意書:「営利目的」用です。以下に該当するバイオリソースの提供につきましては、本同意書をご使用ください。
- 営利機関での利用
- 非営利機関と営利機関との共同研究での利用
- 非営利機関による営利機関からの委託研究での利用
- 非営利機関による営利を目的とした研究開発(特許等の取得を目的とした研究開発を含む)での利用
- 第一種および第二種生物遺伝資源提供同意書いずれの場合も、事前に寄託者の承諾を得ていただくことが必要なリソースがあります。
※ 「非営利機関」とは、大学及び国公立の試験研究機関(独立行政法人を含む)、高等専門学校、公益財団等、医療法人、教育機関(専門学校等を含む)です。
※ 「営利機関」とは、民間企業等、上記以外の研究機関です。
- 上記寄託者の事前の承諾以外にも、カタログ等に掲載されている微生物株のなかには、寄託の際に寄託者の権利を守るための固有の条件が付加されているものがあります。この付加条件は、リソースの提供にあたって利用者に課せられることになり、MTA に記載され、遵守していただくことになります。
- 提供にあたって、寄託者から提供の承諾を事前に得ることが条件として付加されている場合は、「提供承諾書」(書式 M-6) もしくは「Approval Form」(書式 M-12、寄託者が海外の研究者の場合) を用いて寄託者から承諾を得たのち、当センターにお申し込みください。
- 一旦締結した「生物遺伝資源提供同意書」は、所属機関、研究責任者、研究課題および微生物株が同一の場合には再度使用することができます。再度提供を依頼される場合は微生物株提供依頼書に、既に締結されているMTA番号をご記入ください。
- 提供を受けたリソースを利用した研究成果(論文、報告書等)を発表する際は、理研BRCから提供を受けたことを明記し、その1部 (別刷りまたはコピー)を理研BRCにお送りください。理研BRCは事業の成果としてホームページ等で公表し、リソースの特性情報として蓄積します。
- 本カタログに掲載されている微生物株は、保存状況、法的規制等により提供対象から除外されたり、提供条件が変更されることがあります。
- 国外から寄託された微生物リソースにおいては、MTAに記載された利用制限(条件)に加えて、名古屋議定書または提供国・原産国の国内法等に基づく利用制限(条件)が課されている場合があります。国外由来の微生物リソースの利用にあたっては、利用者の責任においてこれらの利用制限(条件)の確認をお願い致します。尚、寄託者または関連する機関から情報が提供されている場合にはオンラインカタログに記載してあります。
書 式 名 (最新版の書式にてお申し込みください) | 部 数 | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|
書式 M-4 |
微生物材料提供依頼書 [エクセルファイル版](最新版:2023-10-02) 微生物材料提供依頼書 [PDF版](最新版:2023-10-02) |
1 部 | <<ご記入上の注意>> | |
書式 M-5 |
生物遺伝資源提供同意書(第一種と第二種の違いについてはこちら) | 第一種生物遺伝資源提供同意書(最新版:2021-05-07) | 正本 2 部 | <<ご記入上の注意>> 第一種の場合 第二種の場合 |
第二種生物遺伝資源提供同意書(最新版:2021-05-07) | ||||
書式 M-6 |
提供承諾書(最新版:2018-12-13) | 1 部 | 該当する場合のみ <<ご記入上の注意>> |
|
書式 M-12 |
Approval Form(最新版:2018-04-01) | 1 部 | 寄託者が海外の研究者の場合の提供承諾書 <<ご記入上の注意>> |
|
書式 M-7 |
バイオセーフティーレベル2微生物株利用誓約書(最新版:2019-04-23) | 1 部 | 該当する場合のみ <<ご記入上の注意>> |
|
書式 M-7G |
遺伝子組換え生物の受け入れ確認書(最新版:2018-04-01) | 1 部 | 該当する場合のみ |
- 上記書類(PDF)をダウンロードし、Adobe®Acrobat Reader® を用いて必要事項をご入力後、押印前の下書きファイルをメール添付にてご送付ください。こちらで書類記載内容や在庫の状況等を確認して返信いたします。書類等に問題ないことが確認されましたら、印刷(両面印刷推奨)、ご捺印の上、下記送付先宛にお送りください。
- 「機関長」は、大学の場合は学長または学部長、企業の場合は代表取締役または知的財産管理に関する部署の責任者の方を想定しております。本同意書は機関間の契約となりますので、原則として「機関長」印は公印をご捺印ください。
- 提供承諾書ならびにバイオセーフティーレベル2微生物株利用誓約書の要不要はオンラインカタログでご確認ください。オンラインカタログでの確認方法についてはこちらの資料の2ページ目をご参照ください。提供承諾書(書式M-6 または FormM-12)はオンラインカタログ上で “Terms and conditions Imposed” の記載があり、“information”ボタンをクリックした中で提供承諾書(Approval Form)が必要であると明記されている場合のみ必要となります。またバイオセーフティーレベル2微生物株利用誓約書(書式M-7)はオンラインカタログ上で “Biosafety level 2” または “Biosafety level 2 (provisional)” と明記されている場合のみ必要となります。
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 国立研究開発法人 理化学研究所 バイオリソース研究センター(BRC) 微生物材料開発室 FAX: 029-836-9561 E-mail: inquiry.jcmriken.jp |
このページの最初に戻る
必要な手続きの終了後、微生物株を原則として凍結乾燥または L乾燥のアンプルで発送します。復元法についてはアンプルに同封される手引き、あるいはこちらをご参照ください。アンプル提供不適株については培養物、凍結標品または凍結解凍標品(一部の糸状菌と酵母)でお送りします。凍結解凍標品の復元についてはこちらの手引きをご参照ください。また、ご依頼により、アンプルより微生物を培養し、生菌にて提供することも可能ですので、ご希望の方はメール (inquiry.jcmriken.jp) にてご相談ください(培養に時間を必要とする場合もありますのでご理解のほどお願いいたします)。なお、送付された微生物株に問題がありましたら、8. ご利用にあたって をご覧のうえご連絡ください。
微生物株標品の形態(提供カテゴリー)およびバイオセーフティレベル(BSL2の設備で取り扱うべき微生物株に該当または非該当)により、原則として以下のような発送方法となります。
バイオセーフティレベルおよび提供カテゴリー | 発送方法 | |
---|---|---|
BSL2に該当する微生物株標品(全ての提供カテゴリー) | ゆうパック | |
BSL2に該当しない微生物株標品 | ||
提供カテゴリーA(凍結乾燥またはL乾燥微生物株標品) | 簡易書留 | |
提供カテゴリーBまたはC(培養または依頼培養微生物株標品) | 簡易書留 | |
提供カテゴリーF(凍結微生物株標品) | 宅配便 |
微生物株がお手元に届きましたら、内容物をご確認の上、万が一、破損・不足等の問題がありましたら発送後14日以内にinquiry.jcmriken.jpまでご連絡ください。
国内への提供手数料は以下のとおりです。
カテゴリー | 単 位 | 手数料(税込み) | ||
---|---|---|---|---|
非営利学術目的※1 | 営利目的※2 | |||
A | 凍結乾燥またはL-乾燥微生物株※3 ※8 ※9 | 本(アンプル等) | ¥5,500 | ¥11,000 |
F | 凍結微生物株 ※8 ※9 | 本(チューブまたはバイアル) | ¥7,480 | ¥14,960 |
B | 培養微生物株 (乾燥保存不適株)※4 ※8 ※9 (5-20 mL程度の寒天または液体培地) |
本(スラント、バイアル等) または 枚(プレート) |
¥11,000 | ¥22,000 |
C | 依頼培養微生物株 (乾燥保存可能株)※5 ※8 ※9 (5-20 mL程度の寒天または液体培地) |
本(スラント、バイアル等) または 枚(プレート) |
¥19,030 | ¥38,060 |
D | 微生物ゲノムDNA (1 µg)※6 | 本(バイアル) | ¥19,910 ※7 |
¥39,820 ※7 |
※1 | 「非営利学術目的」とは、「非営利機関」による、非営利学術研究のためのバイオリソースの利用です。第一種生物遺伝資源提供同意書を使用します。 |
|
|
※2 | 「営利目的」とは、以下に該当するバイオリソースの利用です。第二種生物遺伝資源提供同意書を使用します。 |
|
|
※3 | 凍結解凍標品(一部の糸状菌と酵母)を含む。 |
※4 | 乾燥保存不適のため、提供前に培養を要する場合。 |
※5 | ご依頼によりアンプルから微生物株を培養し、生菌にて提供する場合。 |
※6 | 微生物ゲノムDNAの提供申し込み、発送についてはこちらをご覧ください。 |
※7 | 別途、リソースの送料及び箱代等が加算されます。 |
※8 | 海外への発送は、別途、送料をご負担いただきます。 |
※9 | バイオセーフティーレベル2の設備で取り扱うべき微生物株の発送においては、別途、特別包装とその運搬等にかかる経費をご負担いただきます。標品の輸送形態により1,000円(常温輸送標品, 税込)または2,000円(ドライアイス輸送標品, 税込)を、提供手数料に加えて請求いたします。なお、JCM オンラインカタログ上で “Biosafety level 2” または “Biosafety level 2 (provisional)” と記されている場合に該当いたします。詳細はこちらをご覧ください。 |
大量利用促進制度(提供手数料の割引) | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
微生物株を一度に10本以上お申し込みいただいた場合、申込本数に応じて提供手数料が割引されます。
|
微生物株等の発送後に依頼書にご記入いただいた請求先メールアドレス宛にバイオリソース研究推進室(BRC受付)より請求書等をメールでお送りしますので、そちらに従ってお支払いください。微生物株お受け取り後、7日程度(目安)経ってもメールが届かない場合には、お手数でもBRC受付(brc-frontml.riken.jp)までご連絡ください。
BRCリソースの提供手数料を銀行から送金される場合は下記の点にご注意ください。
- 送金元の名称がBRCからお送りした請求書の宛名と異なる場合、送金を受け付けないことがあります。請求書とは違う名称から送金をご希望の場合は、あらかじめBRC受付にご相談ください。
- 送金元の名称が請求書と異なる場合、BRCは請求先(=発注者)に確認をいたします。この作業により、BRCリソースの発送が遅延する可能性があります。
- 事前のご連絡なしに請求書と異なる名称の機関や個人から支払いが行われて、BRCに着金した場合、返金に応じられないことがあります。
発注時に必ずお読みください。
(1) 再送の対象と連絡の期限
再送対象 |
連絡の期限(発送後) |
---|---|
① 不着、発注リソースの一部の欠品もしくは破損、凍結リソースの融解等 |
14日以内 |
② 指定培地・条件での復元・培養に失敗、混入等 |
30日以内 |
③ カタログ記載の特性、機能が確認できない等 |
3ヶ月以内 |
以上の場合には、各連絡の期限内に書面又はメールにより微生物材料開発室 (inquiry.jcmriken.jp) まで、ご連絡ください。速やかに対応します。
(2) 再送・弁済の条件と限度
上記 (1) ①~③ の場合に該当し、各期限内に連絡があった場合にのみ、同一微生物株もしくは代替微生物株を1回に限り無償送付(ただし、バイオセーフティーレベル2の設備で取り扱うべき微生物株が無償送付の対象となる場合は、特別包装とその運搬等にかかる経費として発送ごとに税込1,000円(常温輸送標品)または2,000円(ドライアイス輸送標品)をご負担いただきます)、もしくは返金します。金銭的な弁済の場合は提供手数料を上限とします。尚、当センターの過失が原因である場合は、経費のご負担はございません。海外機関の場合は、再送の輸送費については利用者に負担いただきますが、利用者の過失が原因である場合は、再送・弁済の対象となりません。
(3) キャンセル料
発送前に培養が必要なリソースを、利用者からの注文を受けてBRCが培養を開始した後に、利用者が注文をキャンセルした場合は、それまでの作業に要した費用は、提供手数料を上限として、利用者に負担いただきます。BRCがリソースを発送した後、利用者が注文をキャンセルした場合は、提供手数料の全額が利用者の負担となります。海外への発送の場合は、輸送費も利用者に負担いただきます。
(4) 輸送中の事故
輸送中の事故については、当センターでは一切の責任を負いません。利用者の責任において運送業者との交渉を行ってください。
海外への発送については、利用者の責任において、輸送法と運送業者の選択、書類の手配を含め通関に必要な手続きを行ってください。
(5) 品質の不具合の事例に関する情報公開
全ての事例についてホームページ上で情報を公開します。当該リソースを提供した過去3年間の利用者には個別に連絡を差し上げます。
一般的なご質問についてはFAQページでご確認いただけます。
[微生物株に関する問い合わせ]
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 国立研究開発法人 理化学研究所 バイオリソース研究センター(BRC) 微生物材料開発室 FAX: 029-836-9561 E-mail: inquiry.jcmriken.jp |
[支払いについての問い合わせ]
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 国立研究開発法人 理化学研究所 バイオリソース研究推進室 BRC受付 TEL: 029-836-9184 (対応時間 10:00〜12:00, 13:00〜15:30) FAX: 029-836-9182 Email: brc-frontml.riken.jp |