********************************************************************** RIKEN BioResource Research Center - Japan Collection of Microorganisms JCM Mail News (電子メール版) No. 130 ********************************************************************** 理化学研究所 バイオリソース研究センター 微生物材料開発室(JCM) が公開している微生物等の最新情報をお届けします。 ━━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 微生物株の寄託/譲渡をお待ちしています ● 新規公開微生物株(2024年3月-2024年4月公開) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 微生物株の寄託/譲渡をお待ちしています ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 理研BRC-JCMでは、研究者・技術者の皆様からの微生物株の寄託または譲渡を お受けしています。JCM設立以降多くの貴重な微生物株をお預けいただき、 2023年度末時点においてJCMに登録された微生物株数は32,000を超えました。 これもひとえに皆様のご支援の賜物であり、改めて感謝申し上げます。本メー ルニュースでは、微生物株の寄託または譲渡のお手続き、特にMaterial Transfer Agreement (MTA) のお手続きについてご紹介いたします。 1) MTAの種別について JCMに微生物株をお預けいただく際には、理研BRCと研究者所属機関の間でMTA を取り交わしています。これにより、研究者、研究者所属機関および理研BRC の権利・義務の関係が明確となり、お預かりする微生物株の利用の促進が図れ るものと考えております。 MTAの書式として二種類を用意しており、それぞれ寄託MTA(生物遺伝資源寄託 同意書 [書式M-3])または譲渡MTA(生物遺伝資源譲渡同意書 [書式M-2])と 呼んでいます。両者の大きな違いは、微生物株にかかる知的財産権の移転が含 まれるか否かになります。「寄託MTA」では、微生物株にかかる知的財産権の 理研BRCへの移転は含まれません。一方「譲渡MTA」では、微生物株の知的財産 権等の権利も含めて理研BRCに移転されるMTAとなります。「譲渡MTA」を締結 された場合でも、譲渡者の皆様は当該微生物株を自由にお使いいただくことが できます。研究者の退職等で近い将来に当該微生物株に関する問い合わせ対応 等が難しくなる場合などにおいては、「譲渡MTA」でのお手続きを推奨してお ります。 私どもは公的機関としての立場から、お預かりした微生物株をできるだけ多く の方に利用していただき、微生物・ライフサイエンス分野の研究の更なる発展 に貢献したいと考えております。そのような理由から、寄託者/譲渡者の皆様 には、微生物株の利用者に追加的な条件をできるだけ付加しない方向で検討し ていただくようお願いしており、特に分類学的な論文発表により新規学名提唱 等をご計画の場合には、論文引用や謝辞表明といった条件を含め、付加的な利 用条件なしでのMTA締結を強くお勧めしております。 しかしながら、寄託者/譲渡者の皆様のご要望に応じて追加的な微生物株の利 用条件を付加することが可能です。その場合には、MTA第6項の該当欄にチェッ クするか、付加したい利用条件の内容を英文でご記載いただきます。条件文の 一例は「寄託・譲渡のFAQ」4-5をご覧ください。 https://jcm.brc.riken.jp/ja/depositing_faq#doc-m-2-m-3 2) 機関長について 寄託MTAまたは譲渡MTAは機関間の同意書となりますので、研究者所属機関の機 関長の公印を押印していただきます。機関長には、以下のお立場の方に担って いただくようお願いしております。 ・学長または学部長/大学院研究科長(大学/大学院等) ・所長(公立の研究所等) ・社長(企業等) ・知的財産管理に関する部署の責任者 公印押捺のお手続きではお手間をおかけすることになりますが、皆様の貴重な 研究開発成果物である微生物株を将来世代に確実に引き継ぎ、世界の研究者に 利用していただくためにも、理研BRCのMTAについてご理解、ご協力をお願いい たします。 3) 電子ファイル申請について 公印等を押捺した同意書については、スキャンコピーされた電子ファイル (PDFファイル)のメール送付でもお受けできますので、お申し込み時にお問 い合わせください。なお、電子ファイルでのお申し込みにあたりましては、ご 所属機関の機関長(機関公印押捺部署)がこのような手続きについて承認され ていることを依頼者の方で確認いただくようお願いしております。 MTAについてのご案内は以上となりますが、その他お手続きのフローおよび 必要書類等については、以下のリンク先をご確認ください。 ・寄託または譲渡手続きのフロー https://jcm.brc.riken.jp/ja/depositing#flow ・寄託または譲渡の必要書類 https://jcm.brc.riken.jp/ja/depositing#documents ・寄託/譲渡におけるよくある質問と回答(FAQ) https://jcm.brc.riken.jp/ja/depositing_faq お手続き等に関するご不明点などございましたら、ご遠慮なくメールでお問い 合わせください。 皆様からの微生物株のご寄託、ご譲渡のお申し込みをお待ちしております。 リソース事業推進担当:飯田 敏也 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 新規公開微生物株(2024年3月-2024年4月公開) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 細菌 Achromobacter seleniivolatilans JCM 36009 Type strain Actomonas aquatica JCM 34677 Type strain Adlercreutzia aquisgranensis JCM 36500 Type strain Aerococcus kribbianus JCM 35699 Type strain Aerococcus kribbianus JCM 35700 "Agrobacterium oryzihabitans" JCM 32903 Proposed type strain Agrococcus beijingensis JCM 35164 Type strain "Amycolatopsis solani" JCM 36309 Proposed type strain Bifidobacterium apis JCM 36562 Type strain Bosea beijingensis JCM 35118 Type strain Buttiauxella selenatireducens JCM 35850 Type strain Cedecea sulfonylureivorans JCM 34640 Type strain Chryseobacterium herbae JCM 35711 Type strain Enterobacter pseudoroggenkampii JCM 35646 Type strain Erythrobacter oryzae JCM 35529 Type strain Erythrobacter oryzae JCM 35530 Falsiroseomonas oryzae JCM 35532 Type strain Falsiroseomonas oryziterrae JCM 34745 Type strain Falsiroseomonas oryziterrae JCM 34746 Ferirhizobium litorale JCM 31308 Type strain Flintibacter muris JCM 36501 Type strain Gluconobacter oxydans JCM 25115 Gluconobacter oxydans JCM 25117 Gluconobacter oxydans JCM 25118 Gluconobacter oxydans JCM 25119 Hymenobacter sediminicola JCM 35801 Type strain Janibacter sp. JCM 36545 Lacinutrix neustonica JCM 35710 Type strain Lactiplantibacillus paraxiangfangensis JCM 36258 Type strain Lactobacillus juensis JCM 36259 Type strain Lactobacillus rizhaonensis JCM 36260 Type strain Litchfieldella xinjiangensis JCM 15902 Type strain Luteolibacter rhizosphaerae JCM 34400 Type strain Methylomarinovum tepidoasis JCM 35101 Type strain Microbacterium abyssi JCM 33956 Type strain Microbacterium limosum JCM 33960 Type strain Micromonospora cathayae JCM 36275 Type strain Micromonospora sp. JCM 36306 Muribaculum caecicola JCM 36504 Type strain "Neorhizobium deserti" JCM 33732 Proposed type strain Nocardioides sp. JCM 36399 Nocardiopsis sp. JCM 36305 Odoribacter lunatus JCM 36505 Type strain Oleispirillum naphthae JCM 34765 Type strain Paenibacillus aurantius JCM 34220 Type strain Palleniella muris JCM 36503 Type strain Paucibacter sediminis JCM 34541 Type strain Peptostreptococcus equinus JCM 35846 Type strain Pseudomonas hefeiensis JCM 35687 Type strain Roseibium algicola JCM 34977 Type strain Roseibium porphyridii JCM 34597 Type strain Streptococcus caecimuris JCM 36502 Type strain Streptomyces changanensis JCM 35800 Type strain Streptomyces sp. JCM 36345 Streptomyces spinosirectus JCM 35007 Type strain Sulfurovum mangrovi JCM 36294 Type strain Telluria beijingensis JCM 35119 Type strain Thalassovita sp. JCM 18207 Weissella fermenti JCM 35750 Type strain Weizmannia agrestimuris JCM 36499 Type strain アーキア "Halobaculum halobium" JCM 36154 Proposed type strain "Halobaculum limi" JCM 34912 Proposed type strain "Halobaculum lipolyticum" JCM 35417 Proposed type strain "Halobaculum litoreum" JCM 36148 Proposed type strain "Halobaculum marinum" JCM 36147 Proposed type strain "Haloglomus litoreum" JCM 35606 Proposed type strain "Halorussus caseinilyticus" JCM 35418 Proposed type strain "Halorussus lipolyticus" JCM 35419 Proposed type strain "Halosegnis marinus" JCM 35605 Proposed type strain Methanobacterium spitsbergense JCM 39284 Type strain 真菌 Itersonilia pannonica JCM 11147 Mrakia arctica JCM 32070 Naganishia bhutanensis JCM 14228 詳細は以下のサイトから検索できますのでご利用ください。 https://jcm.brc.riken.jp/ja/catalogue ------------------------ ※ メールニュースの配信を停止されたい場合は、こちらのページ ( https://jcm.brc.riken.jp/ja/jcmmn )で配信停止を行ってください。 ※ 当メールへのご質問などは、微生物材料開発室( inquiry.jcm@riken.jp ) までお送りください。 ※ 当メールニュース受信者各位機関のサーバーメンテナンス等によりメール ニュースをお届けできない場合でも、メールニュースの再発行は行いません。 発行済みのメールニュースは当開発室のWebサイトで公開しておりますので そちらをご覧ください。 https://jcm.brc.riken.jp/ja/mailnews ※ 本メールに記載された内容は予告することなく変更することがあります。 ※ 本メールに掲載された記事を許可なく複製・転載することを禁止します。 _____________________________________________ 発行 理化学研究所 バイオリソース研究センター 微生物材料開発室 (JCM) inquiry.jcm@riken.jp https://jcm.brc.riken.jp/ja/ https://x.com/RBRC_JCM_jp https://x.com/RIKEN_BRC_jp 2024年05月21日 _____________________________________________