********************************************************************** RIKEN BioResource Research Center - Japan Collection of Microorganisms JCM Mail News (電子メール版) No. 108 ********************************************************************** 理化学研究所 バイオリソース研究センター 微生物材料開発室(JCM) が公開している微生物等の最新情報をお届けします。 ━━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 理化学研究所筑波地区バイオリソース研究センター一般公開のお知らせ ● 日本微生物生態学会第32回大会におけるパネル展示のお知らせ ● 今月のリソース紹介 「脂肪酸を蓄積する酵母その3: Pseudozyma hubeiensis」 ● 新規公開微生物株(2018年6月公開) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 理化学研究所筑波地区バイオリソース研究センター一般公開のお知らせ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 理化学研究所筑波地区バイオリソース研究センターの一般公開が以下の通り 行われます。皆様のご来場をお待ちしております。 日時:7月28日(土)9:30 - 16:30(入場16:00まで) 場所:国立研究開発法人 理化学研究所 筑波地区(つくば市高野台3-1-1) バイオリソース棟1階、細胞研究リソース棟1階、事務棟1階、2階 詳細は以下のサイトをご覧ください。 http://rtcweb.rtc.riken.jp/opencampus/index.html ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 日本微生物生態学会第32回大会におけるパネル展示のお知らせ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本微生物生態学会第32回大会においてJCMのパネル展示を行います。本大 会にご出席される方はどうぞブースにお立ち寄り下さいますようご案内いたし ます。 日本微生物生態学会 第32回大会 展示会期:2018年7月11日(水)- 13日(金) 展示会場:沖縄コンベンションセンター 会議棟A http://www.oki-conven.jp/ 沖縄大会ホームページ:http://meeting-jsme2018.com/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 今月のリソース紹介 ┃ 「脂肪酸を蓄積する酵母その3: Pseudozyma hubeiensis」 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 酵母の中には、菌体中に脂肪酸を蓄積する株があることが知られており、油 糧酵母と呼ばれています。グルコースを利用する油糧酵母の研究は多く行われ ていますが、バイオマスを利用しての油脂生産を考える場合、発酵原料糖中に 含まれるキシロースやアラビノースの利用性も重要です。 Pseudozyma hubeiensis は亜熱帯から熱帯地域の植物からの分離が多く報告 されている酵母です。JCMが保存しているPseudozyma hubeiensis(西表島の植 物から分離)はグルコース-キシロース-アラビノースを同時に利用して、菌 体内に油脂を蓄積することが報告されています。研究に使用された菌株は以下 のJCM番号で公開していますので、どうぞご利用ください。 菌株: JCM 24583, JCM 24584, JCM 24585, JCM 24587, JCM 24588, JCM 24591, JCM 24592 文献: Tanimura et al. 2016. Lipid production through simultaneous utilization of glucose, xylose, and L-arabinose by Pseudozyma hubeiensis: a comparative screening study. AMB Express 6: 58. PMID: 27566647. 高島昌子(リソース事業推進担当) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 新規公開微生物株(2018年6月公開) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 細菌 Citreicella sp. JCM 14698 Dokdonia aurantiaca JCM 32295 Type strain Lawsonibacter asaccharolyticus JCM 32166 Type strain Oceanisphaera avium JCM 32207 Type strain Photobacterium sp. JCM 14070 Polaromonas sp. JCM 14579 Prevotella ruminicola JCM 8958 Type strain Roseburia hominis JCM 17582 Type strain Roseburia intestinalis JCM 17583 Type strain Sphingopyxis sp. JCM 14699 Stenotrophomonas sp. JCM 14843 Tateyamaria sp. JCM 14511 Tenacibaculum todarodis JCM 31564 Type strain Thalassospira sp. JCM 14697 Vibrio sp. JCM 14512 Wolinella succinogenes JCM 31913 Type strain アーキア Salinirubellus salinus JCM 30036 Type strain Sulfurisphaera javensis JCM 32117 Type strain 真菌 Hypomyces tremellicola JCM 16692 Hypomyces tremellicola JCM 16693 Hypomyces tremellicola JCM 16694 Hypomyces tremellicola JCM 16695 Leptographium pruni JCM 11708 ex-holotype strain Leptographium pruni JCM 11709 Leptographium pruni JCM 11710 Sphaerostilbella micropori JCM 16689 Sphaerostilbella micropori JCM 16690 詳細は以下のサイトから検索できますのでご利用ください。 https://jcm.brc.riken.jp/ja/catalogue ------------------------ ※ メールでの情報提供受信を中止されたい場合は、微生物材料開発室 (inquiry.jcm@riken.jp)まで「メールニュース不要」の旨をご連絡ください。 ※ 当メールへのご質問などは、微生物材料開発室(inquiry.jcm@riken.jp) までお送りください。 ※ 当メールニュース受信者各位機関のサーバーメンテナンス等によりメール ニュースをお届けできない場合でも、メールニュースの再発行は行いません。 発行済みのメールニュースは当開発室のWebサイトで公開しておりますので そちらをご覧ください。 https://jcm.brc.riken.jp/ja/mailnews ※ 本メールに記載された内容は予告することなく変更することがあります。 ※ 本メールに掲載された記事を許可なく複製・転載することを禁止します。 _____________________________________________ 発行 理化学研究所 バイオリソース研究センター 微生物材料開発室 (JCM) inquiry.jcm@riken.jp https://jcm.brc.riken.jp/ja/ 2018年7月6日 _____________________________________________